福岡市(早良区/西区/城南区)・糸島市を中心にエコキュート・蓄電池・太陽光発電・IHクッキングヒーターなどの交換・施工・設置工事をおこなっているエコテックスです。見積りは無料!お電話は24時間365日受付中!
プロが知ってるエコキュートの秘密「失敗しない施工業者の選び方」をお伝えします。
エコキュートの導入に失敗しないためには、とても重要なポイントがあります。
まず、IHクッキングヒーターやエコキュートなどのオール電化の設備は家電品ではありません。もう一度、言います。テレビやパソコンのような「家電品」ではありません。「住宅設備機器 」です。そのため、住宅に取り付る設備や機器であり、必ず現場での工事を伴います。購入して箱を開けて、コンセントにつないで、設定してという訳にはいかないのです。
オール電化機器(商品)は大手電気メーカーの工業製品なので、品質はどこで買ってもほぼ変わりません。むしろ、1円でも安く購入されることが良いと思います。しかし、現場での工事の品質は「どこの誰が、工事をするか?」で大きく変わります。それに伴って機器・製品・商品の寿命や性能が大きく変わってしまいます。
「ネットで激安・最安価格で工事費込みで買ったは良いが工事がズサンで最悪だった!」
「訪問販売のセールスマンから契約したが、高くて騙された!」
こういったことで後悔されているお客様の共通点は、インターネットで出てきた簡単に比較できる以下の情報で決めていることが大半です。
・メーカーや商品選びのための情報収集
・最安値などの金額情報
・特典やキャンペーン情報
・保証の有無や期間
エコキュートだけでなくIHクッキングヒーターなどのオール電化を設置する際に、最も重要な判断基準が抜けています。
だから、
「見積り価格が安かった、高かった・・・」
「保証が付いてた、お鍋をサービスしてくれた・・・」
などで失敗していることが多いです。
抜けている最も重要な判断基準とは
施工品質です。
いくら安かったとして、かなりの金額を支払うことになりますので絶対に後悔や失敗はしたくありませんよね。だからこそ、工事の良し悪しつまりは「施工品質」について知って頂きたいです!
オール電化と聞くと電気工事が重要だと考える方が多いですが、電気工事はどの業者がしても施工品質に違いが出にくいです。もちろん、電気工事がどうでも良いという意味ではありませんが、施工業者による 品質の違いが出にくいということです。
コンクリートの平板の上にエコキュートや給湯器・電気温水器を置くだけの工事・・・
訪問販売業者による、酷い基礎工事の一例です。
うちに限っては、あり得ないと思うかもしれませんが、この写真は私の親戚が訪問販売業者に依頼しておこなわれた設置工事の事例で、コンクリートの平板の上に貯湯タンクが設置されています。
何がひどい工事なのか分からない方は、続きを見て下さいね!
設置工事から数年経った時に、基礎工事の施工が悪いとどうなるか?
エコキュートや電気温水器の貯湯タンク本体、空の状態で約100kgです。
貯湯タンク容量は家族構成により、
・家族3~4人で370Lクラス
・家族4~5人で460Lクラス
・家族5~7人で550Lクラス
を目安に選ぶので、貯湯タンク満水時には重さが約450~600kgにもなります。
これだけの重さが常に基礎にかかる訳ですから、基礎がしっかりとしていなければ重さで基礎が土に沈み込み、エコキュートや電気温水器本体は傾いてしまいます。
当然、傾き始めれば配管に負担が掛かり、配管に亀裂が入ったり、割れたりして水やお湯が漏れ始めて、最悪は地震などで倒れてしまいます。
次に多いのが、簡易基礎ベースという基礎です。
貯湯タンクの設置前に現場でつくる基礎ではなく、エコキュートの設置当日に、コンクリート製の脚をアンカーボルトなどでつなぎ、貯湯タンク設置後にモルタルを流すといったような施工の基礎ベースです。
エコキュートの設置当日につくれる簡易基礎ベースなので専門的な技術が不要です。専門外の電気工事や水道工事の職人がついでにやれるので、工期短縮とコストダウンを図れて安くできるメリットがありますが、エコベースを採用する理由は、過度な価格競争の中で、少しでも材料・手間を減らして利益を確保しようとするものです。
しかし、 重量物が設置される基礎工事はとても重要な工事です。
簡易基礎ベースは、基本的に地面に置くだけですから、地盤が下がれば、おのずと下がります。
現場打ちコンクリート基礎は、軟弱地盤であれば地盤改良、砕石敷きの圧設など、対処はいろいろと出来ます。建物基礎への差筋アンカーで鉄筋固定などもすれば、より強固なものとなります。どれだけの業者が、基礎の重要性やエコベースの利便性と危険性を理解しているでしょうか。当社では、絶対に簡易基礎ベース(エコベース)を使用しません。
エコテックスは本職の左官職人による、現場打ちコンクリート基礎で必ず施工します。
これは、本体が傾く原因は基礎にあるからです。設置直後は良くても、徐々に傾いてきて数年で水漏れや破損などによる修理・交換費用を負担しなければいけなくなることはあってはなりません。
事前に、水道工事の職人が給排水などを移設します。
地盤がゆるまないようにしっかりと砕石(バラス)などで下地をつくり、転圧します。
型枠やブロックの中に差筋アンカーや鉄筋・ワイヤーメッシュを入れ、強化します。
生コンクリートを現場で打ちます。
現場打ちの基礎ベースの完成です。
簡易的な基礎ベースに比べると、現場打ち基礎コンクリートの材料代は約2倍、手間は約3倍以上掛かりますが強度はバツグンです。
しかし、オール電化の過度な価格競争の末、こういった施工をやるところは、見積りが高いというだけで敬遠され、むしろ、適当な施工を行う営業会社が生き残るという構図ができあがっています。
施工業者の見積書の中に「基礎ベース工事」とあり、金額が同じだとしたら、どの基礎工事を選ばれますか?
私は、少々高くても、迷うことなく、現場打ちコンクリート基礎を選びます。
エコキュートの450kg~600kgの重さを何十年も支えるだけの強い基礎にしないと本体が傾いてしまいます。土の上に、コンクリート平板やブロックを置いただけだと雨による地盤の緩みや地震による液状化などで重さで基礎が沈み込んでしまいます。
基礎ベースの沈み込みを防ぐために、コンクリートの中に差筋アンカー、鉄筋やワイヤーメッシュ入れて強い構造体にして、基礎の沈み込みを防ぎエコキュート本体または配管への負担をかけない施工をおすすめします。
実は、エコキュートの工事の中で最も施工量が多く、かつ重要な工事です。オール電化工事の見積書の50%の金額は給湯器に関する給排水工事です。
ですから、配管をどこまで、どういう工事で行うのかで大きく変わってきます。逆に言えば、そこさえ誤魔化せば、安くてデタラメな工事を「標準工事費」とか、「10年間の延長保証」などの安心感を誘う言葉で切り抜けることができるのです。
下記の画像をご覧下さい。
この配管工事はとても酷いです。呆れかえります。ネットでの格安・激安の工事費込みや訪問営業で契約した場合は、本当に注意してほしいと思います。安いということは、営業会社から施工業者に支払われる工事費も安いということになります。そのため、その金額に見合った工事しかしないところも多いのが現実です。
故障したら連絡するのは営業会社なので施工会社は修理費を再度もらえればいい訳です。
施工自慢コンテスト全国NO1受賞の当社自慢のオール電化工事。
配管は最低限しか露出させないことで、紫外線による劣化を防ぎ、保温性や美観も良くします。どれも、オール電化の工事に間違いありません。
でも、キレイな配管工事のほうが価格は少しばかり工事費が高いのです。両者の工事品質の違いは、基礎と配管工事にあります。
手抜きで安く終わらせる工事の共通点は、一日で工事が終わること。そのためには、材料や手間を徹底的に省きます。果たして、本当にそんな工事が「安く」済むのでしょうか。
答えは、NOです。
いい加減な基礎で傾き出せば、タンクに繋がった配管からは水漏れ。全て地上でつなぎ替えただけの配管の保温材は数年後には破れ、凍結し、毎日、エコキュートから出る排水は垂れ流しで、自宅の地盤が下がりだし・・・ そんな被害に遭い、それと知った時に、やり替える費用までみてますか?
最後になりますが、小さくても、営業が下手でも、お客様の毎日の生活や安心を真剣に考えてくれる施工店は、あなたの町の近くにもたくさんあります。ぜひ、ネット業者や訪問販売など、売り手側の仕掛けに引っかからずに、 エコキュートを含むオール電化の初期の工事をしっかり、丁寧に施工できるお店を見つけて頂き、その上で、素晴らしいオール電化生活を楽しんでもらえることを切に願います。